朝来市の観光スポットと言えば「天空の城・竹田城」が最も有名で、その次に白井大町藤公園とか生野銀山とか立雲峡ってことになると思うんですよね。
どこも素晴らしい観光地なのですが、B級観光地マニアは触手が動かないのではないでしょうか?
でも心配ありません!和田山には、札幌の時計台に負けず劣らずの「トホホ系観光スポット」もあるんです!みうらじゅんさんとか山田五郎さんとかが好きそうな、そんな場所です。笑
今回は朝来市が誇る残念観光スポット「和田山・竹ノ内隕石落下之地」をご紹介します。
他の観光地のついでに観に行ってください
トホホ系スポットの観光は一瞬で終わってしまうので、わざわざそこを目指して行くのではなく、他の観光地とあわせて観ていくのがおすすめです。
竹ノ内隕石落下之地も、 このような流れで周るのがおすすめです。
●糸井の大カツラ → 竹ノ内隕石落下之地
大カツラから床尾山ハイキングというのも鉄板なんですけど、登山をしない場合は、大カツラを見た後にチラっと立ち寄るのが良いと思います。
午前中に大カツラとこの隕石落下の地を見て、そのまま10号線で出石に抜けてお昼には皿蕎麦を食べるっていうのもナイスなルートですね。
蕎麦はいらないという場合は、道の駅まほろばで野菜などを買って帰るのもいいかも。
竹ノ内隕石落下之地はこんなところ
道路沿いに看板が立っているので、場所はすぐにわかると思います。
隕石が落下したのは明治時代とのことで、落下後100年を記念した碑文が建てられています。
碑文の中身を書いておきますね。
「隕石の由来」
明治十三年(一八八〇)ニ月十八日午前五時三十分頃、大きな火の玉が尾を引きながら南から北に向けて飛び来り、一大音響とともに落下した。
この光芒は兵庫大阪京都の三府県でも観測された。
落下地点の字名により竹ノ内隕石と命名され、重さは七一八.七グラムあった。
国立科学博物館村山定男氏の調査の結果、本邦に於いて落下日時、場所、標本が確認され、化学分析等の科学的研究が行われた最初の隕石である。
このことは、日本の科学史上貴重な資料であるといえる。
ここに、落下百年を記念し現地に碑を建立して後世に伝える。
落下した隕石について
隕石の重さは718,7グラムということなので、ペタンクという競技で投げる直径3センチメートルのビュットくらいの重さですね。(← 逆にわかりづらい)
少なくとも大気圏で燃え尽きずに地上に落下したということは、地球に突入するときはかなりのサイズだったと思うんですよ。直径10メートルの隕石でも大気圏でほぼ燃え尽きるそうですから!
でも今では、いわゆる落下のエネルギーで出来たクレーターっぽい凹みなどは残っていません。150年近くの時間経過の間に平たく整地されてしまったんでしょうけど、やっぱりくぼみになっているところは見たかったな~と。
動画も撮っていますので、よかったらご覧になってみてください。
竹ノ内隕石落下之地の場所
住所:兵庫県朝来市和田山町竹ノ内1025