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HUNTER×HUNTER・36巻【新しく判明した念能力や疑問点などをまとめてみた】

投稿日:2018-11-04 更新日:

HUNTER×HUNTER・36巻

ハンターハンター36巻が2018年10月4日に発売されました。前巻が2月2日の発売だったので、ここ数巻の発売タイミングと同じ8ヶ月という短いスパンのリリースでしたね。

35巻から、暗黒大陸に向かう船の様子が描かれ始めましたが、今巻ではその内容がさらに広がりを見せ、冨樫義博氏のストーリー設定や構成力の素晴らしさを、あらためて見せつけられました。

まさかこんな展開になるなんて、読者の誰一人として予測していなかったのではないでしょか?

・・・ということで、HUNTER×HUNTERの36巻をレビューしていきます。





予想を遥かに越える怒涛の展開

35巻を読み終えたあと、36巻からの展開をいろいろ予想していたんですが、僕の想像をはるか超越していて、完全に白旗をあげて降参するしかない内容でした。やっぱり冨樫義博は天才だなと。

登場人物も一気に増えて、今後ONE PIECEに肉薄するんじゃないかと思ったり。(OPの登場人物のように、喋り方に変な特徴だけはつけてほしくないと思うんだっちゃぶる。)笑

各王子の念獣の詳細も少しづつ明らかになってきましたし、念能力をどの王子が持っているかもわかってきました。

そして何より、キーパーソンとなる第4王子の念の「エグイ才能」が、今後の波乱を予感させますね。

すべてを伏線だと疑ってしまう

場面のひとつひとつ、セリフのひとつひとつを、全て今後の展開の伏線だと疑ってしまうというか、目を皿のようにしてヒントを探している自分がいます。

36巻の中でもっとも引っかかったのが、オイト王妃がシマヌと会話したときのこのセリフなんですよね。

「私5人兄弟の真ん中で兄姉妹弟全部いるわ」

あの場面で、わざわざ兄弟に言及する必要はないわけで、あくまでも世間話っぽく見せかけて重大なヒントになっているのでは?と推察している次第です。

あと、シマヌの家族が代々王家に仕えてきたという話も、何らかの伏線になっている気がしています。

また、モモゼ王子の亡骸が棺桶に入れられているシーンが描かれていましたが、その他に14個の棺が用意されていたことを考えると、すべての王子が死亡して、そのエネルギーをホイコーロがいただいて、寿命を延ばす・・・的な計画が今回の継承線の本当の理由だったりする可能性もあるかも?

いや、亡くなった王子たちの命が、「壺中卵の儀」を司る念(壺)のエネルギーとして利用されている可能性も高いですね。

伏線と言えば、前巻でホイ=コーロ王が独り言を言う場面で語った、「20万の贄積む船で」という言葉の意味がわからなかったんですが、今回、その意味が判明しましたね。

今後のカキンを背負う王を決定するために、20万人が犠牲になるというのは、凄まじい流れです。

っていうか、カキンや三大マフィアが、様々なものを搾取するために人々をブラックホエール号に乗船させたとしたら、新大陸での生活を夢見ている人たちの未来は真っ暗ということになりますよね。

ある意味、大量虐殺よりもタチが悪いと考えてしまうんですけど、実際はどのようになるのか興味津々です。

あと、こちらの記事で、念能力講習に集まったメンバーの中で、念能力を持っていることを隠しているのは、従事者のひとりでは?と書いたのですが、予想が当たりました。なんか嬉しい。笑

幻影旅団が登場

メンバーふたりをヒソカに殺された団員たちの怒りは、ピークに達しているようです。

カキンの王子たちのお宝をいただくという目的もありながら、優先順位は「ヒソカへの復讐」のほうが高いということで、船内バトルが勃発することは火を見るより明らか。

とりあえず、クロロとのバトルは最後にとっておくはずなんですが、イチバンの興味は「誰が最初にヒソカに接触するか?そしてどの団員がヒソカに殺されるのか?」という点ですね。

冨樫義博氏が、生き返ったヒソカをすぐに殺してしまうことはないと思うので、クロロとの再戦までは生き残るはず。とりあえず、実行部隊の3人(ノブナガ、フィンクス、フェイタン)と、クロロ、シズク、ボノの3人は行動を共にしているので、それ以外のメンバーとのバトルが行われそうです。予想としては、マチかフランクリンではないかと。

また、旅団メンバーとクラピカとの接触もありえますし、どうやって話をまとめていくのか、興味は尽きないですね。

幻影旅団について、いろいろ過去のエピソードを思い返していたんですが・・・

ノブナガの円の範囲:倉庫番が消えたときのノブナガとの距離は3メートルくらいだったんですが、ノブナガの円の範囲は4メートルということだったので、整合性がとれていました
フェイタンの強さ:キメラアントの師団長とバトルしたとき、ほぼ本気をださないと勝てなかったことから、今現在ではキルアよりも弱いのでは?と思ってしまいます。
フィンクスのかぶりもの:確か初登場したときは、ツタンカーメンっぽいかぶりものをしてたはずなんですが、あれ以来、その姿は見ていませんね。捨ててしまったんでしょか?笑

HUNTER×HUNTER・36巻
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明らかにされた念能力

今巻では、登場人物たちの念能力がどんどん明らかにされています。簡単にではありますが、まとめてみました。

第1王子:ベンジャミン

能力名 星を継ぐもの(ベンジャミンバトン)
能力の性質 ・クロロの本や、レオルの能力のような性質
・永久に自分の能力になるのがすごい
・手に入れた能力のオンオフができるなら、素晴らしく便利
能力の疑問点 ・複数の能力を同時使用できるのか?クロロのように2つだけとか?
守護霊獣 能力は不明

第2王子:カミーラ

能力名 百万回生きた猫(ネコノナマエ)
能力の性質 ・迎撃型
・自分を殺害した相手のエネルギーを取り入れて生き返ることができる
能力の疑問点 直接攻撃を加えて自分を死亡させた相手のエネルギーで復活するということなんですけど、もし、Aという人物が、カミーラ王子を監禁して、食事を与えずに餓死させたとしたら、そのときは、百万回生きた猫はAを攻撃するんでしょうか?
カミーラの死に関わったということで、やっぱり攻撃するんでしょうね~。
カミーラ抹殺も可能では? 無敵のように見える能力ですが、完全にカミーラを抹殺する方法もあると思うんです。例えば・・・
・暗殺した瞬間に、別の場所へ瞬間移動(ノブの4次元マンションや、フウゲツ王子の能力などで)すれば、ネコは追いかけてこれないかもしれない(ピトーのドクタープライズも半径20」メートル以内しか動けないという条件だったし)
・セメントで足を固めて、海へ沈める → これなら生き返っても再び溺死することになり、そのときにはカミーラを沈めた人物はすでに死亡しているので、復活できない。
最初、「死後強まる念」でも、ヒソカは脳を攻撃された場合は無理だけど、カミーラの能力なら、そういうことも無関係なので、最強の復活呪文を持っていることになる・・・と考えていたのですが、どうやらそうではなさそうですね。
その他 ・「ねるねるねるね」というお菓子があったので、ネーミングはそこから?
・冨樫義博氏は欅坂46がスキというようなコメントをしていたので、「長濱ねる」ともかかっているのでは?

その他の王子

第3王子:チョウライ 守護霊獣:具現化型複合型 複数の条件により、複数の能力が発動する
第4王子:ツェリードニヒ ・水見式:特質系
・守護霊獣:対象者の体に傷をつけることが、能力を発動させる必要条件?
第5王子:ツベッパ 守護霊獣:変化型・共存型 守護霊獣の体内で、様々な効果を持つ薬品を生成することができる。
第6王子:タイソン 守護霊獣:放出系 タイソン教典を受け取ったものに目玉ジャクシがつく。目玉ジャクシを宿主からオーラを徴収し替わりに幸福を与える。教典唯一の禁忌を破ると厳しい罰が下る。
第7王子:ルズールス 守護霊獣:具現化型・半強制型 標的の欲望を具現化し罠を張る。標的が罠にはまる(欲望を満たす)ことで発動する。
第8王子:サレサレ 守護霊獣:操作系・拡散式の誘導型 断続的に吐き出している白い煙を吸い込むと、王子への行為が増す。吸い込んだ量が一定数を越えると、その人物の頭上に守護霊獣の分身が発生する。
第9王子:ハルケンブルグ 強化系・総合協力型の手段行動形式(操作系の能力も併せ持つ) 羽の刻印を持つ者が王子のもとに多く集まるほど、個々のポテンシャルを高め合う
第11王子:フウゲツ 守護霊獣:具現化型 アスレチック遊具「魔法の抜け道(マジックワーム)」に似たもの。願った場所に行ける?

その他の能力者

第一王子の所属兵・ムッセ ・能力名:裏窓の鳥(シークレットウィンドウ)
・能力の性質:3種類の念獣を諜報用に操る。そのうちのひとつ「ミミズク」は対象者に触れることで発動。術者にしか見えず、対象者の言動すべてをテレパシーで術者に送信する。
第一王子の所属兵のひとり ・能力名:異邦人(プレデター)
・能力の性質:対象者の能力を正確に解析、理解することで天敵となる能力ですが、王子(人間)ではなく念獣の能力を解析しているので、念獣に異邦人(プレデター)を植え付けることも可能なようですね。
エイ=イ一家組長(モレナ=プルード) ・能力名:恋のエチュード(サイキンオセン)
・能力の性質:一定の条件が整えば、能力を第三者に伝達でき、それがさらに拡散していくという中身は、サレサレと同じ。
エイ=イ一家組員・ルイーニー ・能力名:不明
・能力の性質:部屋の床や壁から別の場所に移動できる。ただし、扉がひとつだけの部屋が発動条件。その部屋の扉が開いて密室ではなくなると、能力は解除される。

操作系の能力者は恐ろしい

操作系の能力は、「強制型・半強制型・要請型」という3種類があって、ある条件を満たした者を意のままに操るとのことですが、この念能力の内容をを考えると、もはや何が現実なのかわからなくなりそうですね。

自分にも念能力があればな~と考えていましたが、知ってしまったことで疑心暗鬼におちいって、その状況に耐えうるだけの精神力が必要になってくるので、念能力を持つのもよし悪しですね。

ハンゾーの能力

分身の術には「ハンゾースキル4」というルビが振られていましたので、最低あと3つの能力があることがわかります

ちなみに、クラピカに対して「損な性格だな」と考えているセリフのコマで、頭部の一部が尖ってたんですが、これが分身のときの身体特徴なんでしょうか?

ちなみに、モモゼ王子殺害の犯人は、タフディーを最初に試してビンゴだったわけですが、もしナゴマムが真犯人だった場合、その後のタフディーへの「第一王子からのスカウトはウソ」という事実の説明はどうするつもりだったんでしょ?操作系能力者の助けを借りて、記憶改ざんとか?笑

一気に増えた登場人物とネーミング

ナスビー=ホイコーロが登場した時点で、側近には野菜や中華料理の名前をもじったキャラクターが登場しそうだなと考えていたんですが、ここに来て主要キャラとして描かれることになりましたね。

オニオール=ロンポウ(オニオン)
ブロッコ=リー(ブロッコリー)

これは、ドラゴンボールで言うところの、

ベジータ=ベジタブル
ギニュー特戦隊=牛乳
ピッコロ大魔王=ピッコロというお菓子(たぶん)

と同じ流れのネーミングですよね。

ただ、第三の組長だけは、モレナ=プルードとしていて、野菜や中華料理とは無関係の名前になっています。ここからも、この3人の中で、今後もっとも需要な役割を果たしていくということが考えられます。

これはカキン系マフィアの、それぞれの組の名前にも当てはまっています。

シャ=ア
シュウ=ウ

と来たら、当然次は「ショオ=オ」になると思わせて、まさかの「エイ=イ」とは!予想を裏切られましたね。笑

その他にも、

最高裁判官クレオパトロは「クレオパトラ」から来ている
シャ=ア一家:ガンダムの「シャア」から由来?副組長のイットクは、岸部一徳?
シャ=ア一家の舎弟頭の「ツドンケ」:おそらく、「ドンケツ」のアナグラムだと思われる

などなど、ネーミングの理由や元ネタを考えるだけでも楽しいです。

ネーミングとは関係ないですが、シャ=ア一家の若頭、オウ=ケンイは、グリードアイランドに登場したボマーに雰囲気が似ていますよね。

ところで、組長からヒソカの捜索を指示された、カキン系マフィアの若頭ふたり(オウ=ケンイとヒンリギ=ヒガンダフノ)が能力者なのは明白ですが、十老頭おかかえだった陰獣レベルの強さだと、ヒソカには手も足もでないでしょうね。

36巻の内容に関する疑問点・感想など

1.シマヌに「あなたが言う通り、もう辞めてもよかったはず」と質問したオイト王妃。

これは、2ページ前でクラピカにバリゲン襲撃の犯人かどうかを確認されたときの、「あたしだってこんなことになるなら」という言葉に対するものだと考えると、その場に王妃もいたことになるんですよね。

改めて該当ページを確認してみると、クラピカがオイト王妃を促して部屋を移動しているコマがあります、なので、描かれていないだけでその場に王妃がいたということになります。

でも、シマヌが犯人だった場合を想定すると、反撃を食らう可能性があるわけで、そういう場所に王妃を同席させるのは無理があるな~と思ってしまいました。

2.イルミとカルトが旅団に入りましたが、体のどこかに旅団のタトゥが入っているんでしょうか?ヒソカみたいに、オーラのゴムで偽装することはできないので、もしかすると、フェイクのタトゥを入れているのかも?そのあたりは、まだ明らかになっていないカルトの能力が活かされているのかもしれないですね。

3.ドゥアズル王妃の子どもたち(カミーラ、ツベッパ、ルズールス、ハルケンブルグ)について。

似ていない兄弟というのは時々いますが、これほど顔も体格も性格も異なる兄弟も珍しいですよね。笑

4.王妃について

  • セイコ王妃が聖子ちゃんカットだったのが腑に落ちた
  • ウンマ王妃、カットローソ王妃、スィンコスィンコ王妃がブサイク。なぜ、ホイコーロ王がこの王妃を選んだのか意味不明。若い頃は美人だったのでしょか?

5.ベンジャミンの念獣について

カミーラが乗り込んできて、ベンジャミンに発砲したとき、念獣が出現しなかったのはなぜなんでしょう?ベンジャミンなら、銃弾を受けても問題はないとの判断なんでしょか???

まとめ

王子と王妃たち、ハンター、旅団、カキンの裏を牛耳る3つの組とその構成員などなど、主要となるキャストがどんどん増加しています。存在感を示してきたベレレインテやウェルゲーのキャラなど、さらに魅力的な人物が描かれ始めましたね。

ただ、一気の増加した登場人物以外にも、ジンやパリストンたちが乗船していることを考えると、暗黒大陸に到着するまでの2ヶ月間を描き終わるまで、5年以上かかるんじゃないかと、かなり心配になってきました。笑

バトルやきな臭い展開だけでなく、ウェルゲー隊長とビスケの恋愛なんていう展開もあると面白いかも。笑

あと、ココに来て冨樫義博氏のジャンプ愛を感じることができるシーンが2つばかりありました。

タイソン警護兵:「DB(ドラゴンボール)読んでないんですか?」
シズク:「デスノートみたいですね」

これに加えて、ニシナカーナについて話しているというくだりは、明らかに西野カナのことを語っているので、自分の好きなものをさりげなく入れ込んでいるのかもしれません。

「たとえどんなにも」は「たとえどんなに」が、「ダーリン」は「Darling」が元ネタになっているわけですから、冨樫義博氏がこの2曲を気に入っていることが伝わってきますね。

(ちなみに、僕の大学のクラブの後輩が、西野カナのツアー等のギタリストやってて、「Darling」と「もしも運命の人がいるのなら」の作編曲を手がけています。)

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