33巻がリリースされてから約1年。ついに34巻が発売になりました!
この日のために33巻を50回以上読んで、「続きを早く読みたい」という溢れ出る欲求を無理やり押さえつけてきました。
そして、ようやく続編が見れるという喜びに打ち震えながら書店へ走り、帰宅してからむさぼるように読み込んでいったのです。
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34巻の感想
最新巻の内容は週刊少年ジャンプに1年前に掲載済みなので、すでに知っている人も多くいるわけですけど、コミックスしか買わない僕にとっては初見なんですね。
なのでウキウキワクワクドキドキハラハラネチャネチャ(ネチャネチャ?)
暗黒大陸編が中心に展開されるのかと思いきや、クロロVSヒソカのバトルで幕を開けたのはちょっと驚きました、しかしながら、これはこれでずっと待ち望んでいたものなので納得できる構成でした。
クロロの能力
クロロの能力を整理しながら読み進めて行ったんですけど、1回だけでは理解しきれず、結果的に5回ほど連続して読むことで、ようやくその流れと内容を把握することができました。
能力のコンボと「死後強まる念」を組み込んでいるあたり、さすが冨樫義博だなと思いましたね。クロロの「戦いのスタイルに拘る」という宣言も、バトルの中の違和感を払拭させるマジックワードになっていましたし。
ところが、過去の記憶を思い出していくと、「???」という疑問が頭をもたげてきたんです。
クロロがシャルナークの念能力「携帯する他人の運命~ブラックボイス~」を使うときに、ヒソカに対して「同時に二人までしか操作できない」という説明をしていたんですけど、ここが引っかかったんですよね。
と言うのも、キルアとアルカがゴンを助けに行くとき、シャルナークがそれを阻止するためにもっと多くの一般人を操作してたように記憶していたからです。
32巻までは手元になかったので、すぐに確認はできなかったんですけど、じっくり思い出してみるとこれは僕の記憶違いだということが判明しました。
あのとき一般人を操っていたのは、キルアの兄のイルミの針だったなと。・・・ハンターハンターファンを公言しておきながら、この記憶違いは致命的です。もっと精進しなければ。(゜_゜
念能力者の条件
念能力者にとって、自分の念能力を最大限に利用するためには、その特性を完全に把握している必要がありますね。というより絶対条件です。
コンマ数秒の間に思考して最適解を導き出す思考力も必要ですが、念能力をコントロール出来るかどうかのほうが重要度は高いと感じます。
そのためには、自分の念能力を日頃から鍛錬に寄って研ぎ澄ます必要があるのですが、クロロはその部分をどうやってクリアしているのかが不思議なんですよ。
他人から奪った念能力がひとつふたつなら、なんとか特性を把握しながら、自分のものとして体と頭に落とし込むことが出来ると思うのですが、数十~数百単位になってくると、そういうわけにもいかないんじゃないかと思ってしまうんです。あの本の分厚さからすると、1000近くあってもおかしくないですしね。
一体どうやってコントロールしているのか、本当に不思議です。
念能力を盗むのはハードルが高いはず
他人の前で能力を隠す能力者から、それを盗み出すのは難しいと思われます。それに、どんな能力なのか判明してから盗まないと、「盗んだけどいらなかった」ということになる場合もありえますからね。
単純に、クロロは自分の攻撃力の高さによって相手をKOし、力づくで奪っているのかもしれませんが、もっと効率が良い方法は?と考えると、答えはひとつしかありません。
「相手の念能力を瞬時に把握できる能力」を持っているということです。そうなると非常にやっかいですね。
ただ相手の能力がわかっても、太刀打ちできない場合もあるはずです。
たとえば「ザ・ワールド」「スタープラチナ」が相手なら勝てないでしょう。(← スタンドを出してくるな)
いよいよ暗黒大陸に向かって出発
カキンのブラックホエール号の第一陣が、いよいよ暗黒大陸に向かって出港しました。
船内ではいきなり、さまざまな混乱が起きていくんですが、最大の見所は王子たちの念獣ですね。
その性格を色濃く反映した念獣が生まれてくるという条件から考えると、どの念獣がどの王子のものなのかを推察するのも楽しいものです。
今回、サイールドに憑いた念獣はマラヤーム王子のものだと予想しているのですが、どうでしょう?
黒い一つ目の「キュイン」と言ってるのは、第5王子ツベッパの念獣っぽいんですよね。ドラゴンみたいなのはおそらくベンジャミンのではないかと。
ビヨンドとビーンズは面識があったのか?
前巻の33巻でビヨンドがビーンズに向かって「久しぶりだなビーンズ」と言ってたシーンだけは解せません。なぜなら、ビーンズはネテロに息子がいたことを知らなかったはずだからです。
(厳密に言うと、「無理もない。私でさえ演説する姿に会長を重ねた」という発言から、面識はないと予想。)
もしかしてビーンズが子供の頃に会っていて、記憶にないとかっていう設定なんでしょうか?
「HUNTER×HUNTER」は、ものすごく緻密な計算のもとに伏線が張られてストーリーが進んでいくので、本当に読み応えがあって最高に面白いんですけど、時々「あれ?そういう設定だったっけ?」と感じる部分もあるので、そのあたりを作者の冨樫義博さんに質問してみたいですね。
例えば、アルカは妹という設定なのに、登場前には「弟」という説明がされていました。この謎は、いまだに明らかになっていないです。
34巻の巻末にクロロVSヒソカの解説があって、その中に「判断は勘になります」という一文があるので、わりとザックリと決めた設定が後々変更になった・・・ということもあるのかもしれないですけどね。
例えば、「ドカベン」の弁慶高校の武蔵坊数馬は、ジャンプの連載掲載時には「鉄男」という名前でしたし、「こち亀」のセリフが、増刷のたびにちょっとずつ変更されていることはよく知られています。
それと同じなのかも?
35巻の発売はいつになる?
34巻がリリースされてからまだ数日ですけど、すでに20回も読み返してしまいました。
3ヶ月後に35巻が発売されることを心から願っているんですが、冨樫義博という人のことですから、5~10回くらい連載したらすぐに休載ということも十分に考えられます。
1年後というのは本当に勘弁してほしいので、出来れば半年以内に35巻がリリースされてほしいですね。
【追記】2018年1月に連載が再開されるそうなので、このタイミングで35巻が発売されるかもしれません。 2月2日に35巻がリリースされました。
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HUNTER×HUNTER・35巻【登場人物と念能力をまとめてみた】
2月2日に、ついに「HUNTER×HUNTER 35巻」が発売になりました。 34巻を読みすぎて、なんとなく展開を予想していたんですが、完全に予想のはるか上を飛び越えていく内容で、「さすが冨樫義博!休 ...