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【コープスパーティー】王道展開の学園ものホラー

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コープスパーティー

乃木坂46(公開当時在籍)の生駒里奈主演のジャパニーズホラー作品です。

高校生活において文化祭というのは大きなイベントのひとつですが、祭りの後の高揚感や虚無感などから、日常とは異なる精神状態になってしまうことは経験上よくわかります。

そんなときに、みんなの心に入り込んでくるのが「学校の怪談」「いいつたえ」などのオカルト要素なんですよね。

当作品では、いつまでもみんなが友達でいれることを願う気持ちから、それを叶えてくれる「幸せサチコさん」というおまじないを行うことで恐怖体験が始まってしまいます。

ちょっとした興味本位が最悪の結果を招いてしまう・・・王道展開にプラスして、タイムスリップ、異次元空間への移動、幼い子どもの呪い、モンスター的殺人鬼などなど、ホラー要素がてんこ盛りの作品です。





コープスパーティーのあらすじ

高校最後の文化祭後、教室で名残を惜しむように後片付けをしている如月学園の生徒たち。

その中のひとり、鈴本繭が引っ越してしまうため、いつまでも友達でいることが出来ると言い伝えられている儀式を行うことにした。

その儀式の名前は「しあわせ(死逢わせ)のサチコさん」で、それを言い出したのは篠崎あゆみ(前田希美)。

人型に切り取った1枚の人形をみんなでつまみ、合図で引き裂くことで願いが叶うと言う。

ところが、人形を引きちぎった瞬間、別の空間に飛ばされてしまう。そこは、児童殺害事件がおきた天神小学校だった。

キャスト・スタッフ

中嶋直美:生駒里奈
持田哲志:池岡亮介
篠崎あゆみ:前田希美
岸沼良樹:JUN (BEE SHUFFLE)
篠原世以子:喜多陽子
鈴本繭:美沙玲奈
森繁朔太郎:諒太郎
持田由香:松浦愛弓
鬼碑忌コウ:金山一彦
宍戸結衣:小坂温子
篠崎ヨシエ:竹内えり
校長:大川ヒロキ
柳堀ヨシカズ:真山俊作
菅乃雪:内田さや
吉沢遼:佐竹遥人
篠崎サチコ:内藤穂之香

コープスパーティーの出演女優

秋元康さんが絡んでいるアイドルの、「映画デビューはホラー」という王道スタイルが踏襲されています。

主演は中嶋直美を演じた生駒里奈ちゃん。乃木坂時代にいろいろな舞台を経験している割に、演技が薄いというか、リアリティが感じられない印象でした。

準主役は、ティーン向けファッション雑誌のモデルとして大人気を誇った前田希美ちゃんです。

やや、演技が大げさではあるものの、しっかり演技プランを考えて撮影に挑んでいることが感じられて、好印象でした。今後、イヤな女性や悪女役などがハマリまくるかもしれません。

鈴本繭を演じた美沙玲奈ちゃんは、サッカー日本代表の長谷部選手と結婚した、佐藤ありさちゃんに似てますね。

篠原世以子役は喜多陽子ちゃんでした。妹はFYTというアイドルグループに所属していたとのことですが、お姉さんのほうが可愛いですね。笑

あと、先生役の小坂温子さんが大根演技すぎて笑ってしまいました。セリフまわしだけでなく、動きが大根って、女優としては致命的ですね。まぁ、本職がモデルなどで仕方ないのかも。

スタッフ

監督・演出:山田雅史
原作・脚本:祁答院慎 / 赤松義正

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コープスパーティーの感想

ツッコミドコロがちらほらあって、製作者さんたちには喝をいれたいですね。

毎回言っていることですが、ホラー映画にはツッコミドコロを作っては駄目なんですよ。そこが気になって、怖さが半減してしまうからなんですね。

ところが、今作品でもやっちゃってくれています。

主演の生駒里奈ちゃんが足をケガして、自力では立ってられないくらいの痛さを感じているんですが、トイレで忍び足になるシーンでは普通に歩けているんですね。

これだけならまだいいんですが、場面が変わると小走りになっていると言う・・・。

現場では撮影の順番などもあるので、途中で演出が変わったりすることもあるとは考えられますが、それでもここまでケガの治りが早いのは違和感しかないということに気づかないんでしょうか?

これは生駒里奈ちゃんの演技力以前の問題で、撮影現場で作品全体を統括する監督らの責任だと思いますね。

あと、落雷のせいで教室が停電になったとき、燭台にのったろうそくがすぐに出てきたのには違和感満載でした。

まぁ、大きな心で拡大解釈するなら、文化祭の出し物で使った小道具・・・という可能性もあるんですけどね

コープスパーティーのネタバレ

「しあわせ(死逢わせ)のサチコさん」を行ったことで、直美たちは如月学園になる前の天神小学校へと飛ばされたわけですが、その校舎内では怪力の殺人鬼(用務員)が存在していました。

その殺人鬼に、いきなり宍戸結衣先生がハンマーで顔面を潰されたシーンは、なかなかのグロさでした。

ただ、この殺人鬼も本人の意思で人を襲っていたわけではなく、サチコに操られていただけ・・・つまり、諸悪の根源はすべてサチコだったわけですね。

ここで、「そもそも、なぜサチコがこのような残虐な行為を行っていたのか?」という疑問が頭をもたげてくるんですが、中嶋直美が保健室で拾ったロケットペンダントを握り込むことで、過去のシーンが頭に思い浮かび、真相が判明します。(そのペンダントに入れられていた写真には、保健の先生・篠崎ヨシエとその娘、サチコが写っています。)

1.天神小学校の校長が、保健の先生であるサチコの母親に関係をせまり、逃げようとしたときに階段から落ちて頭を強く打って死んでしまう
2.それを目撃したサチコが校長に殺される
3.母親を殺されたサチコの恨みが、この呪いのすべてのきっかけ

というわけなんですね。

サチコは殺されたあと、校長の夢に毎夜登場し、「お母さん、お母さん」とささやき続けます。

そのため校長はノイローゼ気味になり、「サチコの遺体の遺体の舌を切れば、その声がしなくなる」と考え、ハサミで舌を切り取り、さらにそのハサミを胸に突き刺します。

ようするに、校長が犯罪を起こさなければサチコの呪いも生まれなかったということになるわけです。

直美は、「サチコの遺体を見つけて供養しないと呪いは終わらない」と考え、遺体を探し始めます。

生き残った直美と持田哲志、篠崎あゆみがサチコの遺体を見つけ、彼女の恨みを解消するために、母親が書き残した日記を読み上げると、母親の本心に触れたサチコはパワーを失い始め、彼女が作った天神小学校の空間も崩壊し始めます。

直美たちが元の世界に戻るためには、「さかうち」を行う必要があり、それは、

「しあわせ(死逢わせ)のサチコさん」を行ったときの紙の人形の切れ端を再び重ね合わせる

という方法なんですね。(ちぎった紙切れを使わなければ元の世界には戻れないというルール)

ところがここで問題がひとつ。

哲志に思いを寄せるあゆみは、哲志と両思いである直美が邪魔だと考え、この空間に来た当初に拾っていた直美の切れ端(落とした生徒手帳にはさまれていた)を燃やしていたんですね。

そして、そのあたりにおいてあった用紙を適当に切り取って、直美に手渡していたんです。

それを偶然見ていた哲志は、直美を助けようと自分の切れ端を直美に渡します。

さかうちを行い元の世界に戻ったとき、あゆみは、となりにいるのが哲志ではなく直美なのを見て愕然とします。

そしてふたりの手に握られていたのは、ちぎれた哲志の腕だったという・・・

この作品で一番恐ろしいのは、殺人鬼でもサチコの呪いでもなく、仲の良い友人の彼氏を奪うため、その友人を異空間に取り残そうと考えたあゆみの思考ですね。

結局、直美にしてみれば「なぜ哲志が戻ってこれなかったか?」という理由を追求するでしょうし、そうなればいつかはあゆみの行動に行き当たるはずなんですよね。

となると、あゆみは、好きだった哲志ばかりか、仲の良い友人である直美まで失うことになってしまいます。

それだけでなく、横恋慕のために友達を見殺しにしようとしたことを同級生たちに知られた瞬間から、あゆみが一気に孤立してしまうことは必至。

若さゆえの気の迷いだけでは済まない、鬼畜の所業と言わざるとえませんよね。あぁ、コワイ。

続編「コープスパーティー Book of Shadows」も公開されていますが、見たいか?と問われれば「微妙」と答えてしまうと思います。笑

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